上半期お世話になった音楽(追)

Youtubeの映像つけて、ちょっとだけ追記するよ!


上半期で一番大好き!大好き!言いながら聴いたのは、たぶんこれ。

『a punk』vampire weekend
古い匂いのするガレージブームも、踊れるニューレイブブームも一段落ついて、イギリスの人たちが「じゃあ次は何を好きになろう」となってる真っ最中だと思うのだけれど、たぶん「垣根のないポップス」によくもわるくも収束してくんだろうなあ。というかそうなったらいいなあ。そういうのが一番好きだから。
そんな中垣根無し世代の中で、一級ポップで可愛いロックンロールを産み落としてくれたのが彼ら。のこの曲。言い出せばキリがないほどに小難しい「ステキさ」が詰まっているのだけれど、そういうの抜きに単純に「好き!」てキュンキュン言わされてしまうからたまらないねえ。
「秀作」というよりは、あからさまなほどに「寡作」入賞なのだけれど、こういう音楽がちょいちょい心をウキウキさせてくれるから、まだまだ新譜を聴くのはやめられない。やっぱこれ音楽に恋してるんだろうね。


『viva la vida』coldplay
恋といえば、コールドプレイさんの新譜にも恋に落ちてしまった。ひねくれもののワタクシメとしては、コールドプレイさんみたいなどメジャーな方には何かと一歩ひいてしまうのですが、でもこのアルバムにはときめいてしまった。
arcade fireあたりから変わりはじめた「賛美歌としての多幸感の音楽」みたいなムーブメントを、すごく真摯に受け止めてて、かつメジャーバンドとして直球で投げるために消化してるからすごいかっこいい。マジメだと思ってた子がちょっとイメチェンにつながるような、ふと魅せた違う仕草にほれてしまう。これもきっと恋ね。


『ハンマーソングと痛みの塔』BUMP OF CHICKEN
あと上半期は、去年の終わりに出たバンプさんばかり聴いてました。なんかネガティブとポジティブを行ったり来たりして色々見たり聴いたりして考えてたら、結局またバンプさんに戻ってきた。
二個下の記事にも関係してくる気もするけれど、世の中にチキンさん達はみんな彼らの胸を借りて泣けばいいと思うよ。本当に。彼らの歌みたいに、そんなに都合よくは行かないかもしれないけれど、彼らの歌を聴いて、同じ熱い涙を流している人がこの世にはいっぱいいることを思い出したらいいと思う。
しんどくても、まあそれは仕方なくて、でもそれでも、たぶんこの世の中は案外捨てたものじゃないやもね。と、バンプさん聴いて何かと思う上半期でした。