レジで唱える魔法
LINK:痛いニュース(ノ∀`) : “4日間で80時間労働の時期も”…「SHOP99」元店長、残業代不払いと長時間労働による鬱病で提訴 - ライブドアブログ
ちゃんとした日記をつけたと思ったら、一発目からニュースを扱うなんて、あらあらするりさん、すっかり社会派ぶっちゃって!とか言われそう!こわい!
そんなことはさておき、これ、やっぱり改めて大変な問題だと思うんです。あなたの街のあの99のおいちゃんも、私が帰り道に寄る99のあの人も、明るい店内からは想像できない、そんなゲットーさながらな苦しみをかかえているのかもしれない。
そもそも、99に限らず、コンビニ事業が明るい見てくれと対称的に、わりと底辺な生活を強いられることも多い事業だって話は、たまに目にしてました。目にしたことない人はこの辺読むとよろし。お店の粗利の4割しかもらえない店舗もあるらしいよ。この辺で軽く読めます。
- 作者: 鈴木みそ
- 出版社/メーカー: エンターブレイン
- 発売日: 2003/09/26
- メディア: コミック
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で、本題。では、ご近所さんが、そんなゲットーさながらの生活を、もし強いられてると知りました。私たちは知りました。私たちはお客として何ができるのでしょう。
「イチ消費者」として、となると、パッと思いつくのは、やっぱり不買運動でしょうか。でも、不買運動しても一番最初に苦しむのはお店の人たちだし、叱責を受けるのもお店の人たちです。クレームも・・・なんか違うよね。デモに署名するくらいはできるかもしれない。けれど、それもどれだけ影響力があることか。
そうなると、市場主義の力を使わないで、直接楽な気持ちにしてあげるしかないと思うのです。ホイミでもケアルでも唱えてあげればいいのかもしれませんが、私たちは残念ながらそんなスキル持ちえません。使えたらギャバいらない。
でも、意外と身近にそれに似た呪文て落ちてるんです。
「ありがとう」の一言。
そんな簡単なこと、と思うかもしれませんが、機械的に何時間も働いても、そんな一言を案外かけられないから、多少は嬉しいものだと思います。少なくとも、嫌なものじゃないと思う。
就職活動をしていて、(コンビニも含めて)色んな先輩企業戦士の話を聞いてきたけれど、「仕事は大変だけど、たまにかけられるありがとうがすごい嬉しい」と、何かと聞きました。
いや、素直に給料日が嬉しいって言えない、きれい事ベクトルも入ってるんだろうけど、やっぱり機械的に働いてる中でのさりげない「ありがとう」は身に染みます。
最近はやってるあの人たちも、こんなん歌ってますね。
『完璧な計算で作られた楽園で、一つだけ嘘じゃない、愛してる。』
「愛してる」と「ありがとう」は同じくらい気持ちの通った言葉だと思います。「客」と「店員」っていう計算されて割り切られた中に「ありがとう」の言葉で愛情をたまに注ぎ返してあげるのは、ちょっといいことだと思います。
袋にいれてくれた時とかにそっと言うとか、それでいいの。ついでにちょっとやさしい気持ちにもなれるから。ぜひおためしください。社会派じみた結論がそれかよ、とか言われそうな気もするけど、大事よ?けっこう。
あと関係ないけどウチの近くの100円コンビニに「りんす」ってネームプレートつけたアジア人の女性がいるのだけれど、あれやっぱりキャバクラで使ってた源氏名とかなんだろうか。毎朝見るたびなんだかせつないフレバーオブライフ。